Review: 888 Infinite (Caran d'Ache)

Review

本ペンは,Caran d'Ache(カランダッシュ)社製のノック式・低粘度油性ボールペンです. 正式名称は,office line 888 infinite(オフィスライン888インフィニット). 新開発の低粘度系の油性インクリフィル「SwissRide(スイスライド)」を搭載しているのが大きな特徴です. 一言でいってしまえば,ジェットストリーム系のボールペンということになりますが,筆記感はより快適で滑らかに感じられるのが不思議です.下図は本ペンの全景です.見づらいですが,左に「SWISS MADE」という浮き文字があります.

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新開発低粘度油性インク:SwissRide

カランダッシュの油性ボールペンリフィルといえば,GOLIATH(ゴリアテが有名ですが, 本ペンに搭載されいるのは,新開発のSwissRideとよばれる低粘度油性インクになっています. 下図は,替芯の全景写真です.見ての通り,金属製です.上端(図でみて右端)は閉じられておらず,開放されています. 一番右に印字されているのは製造年月日でしょうか.

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カランダッシュ社も,ついに油性ボールペンの低粘度化の時流に乗ったのだと考えるのが自然だと思います. しかしながら,国産の低粘度油性ボールペンよりも,ペン先のボールの転がりがスムーズで, 筆記感に優れるような気がするのはなぜでしょうか*1. ボール径は不明ですが,見た目から判断するに1.0mmだと思います. ちなみに,替芯は国内通販サイトで約300円で入手可能のようです. ゴリアテが約1,000円であることを鑑みれば,随分リーズナブルに感じられます. なお,海外では,ブルーインクのSwissRideが存在することを実際に確認しています.

本体

軸先とノック部分は金属製であるが,それ以外は,クリップ部分も含めてプラスチック素材でできています. 正確な重量は不明ですが,849シリーズと比べても明らかに重いです 形状は,849シリーズを太くしたような,鉛筆のような六角形をしています. カラーバリエーションも豊富で,全部で11色*2あります. スイスフラッグモデルのみ価格が1,500円と,他色より500円ほど高くなっています.

ノック機構

カランダッシュ社独自の静粛なノック機構も搭載しています(下図). f:id:unikeros18:20170428000619j:plain:w400

普通のボールペンは,ノック時にカチッと結構大きな音が鳴ります. それに対して,カランダッシュのノック音はシュキッという僅かに金属が擦れるような音がするだけです. 押し込んだときに,引っかかるような大きな抵抗もなく,ただただ滑らかに上下運動します. ノック部分の側面には,「CARAN D'ACHE」と凹状に刻まれています. また,クリップの近く(「SWISS MADE」の裏側)に「CARAN D'ACHE」と浮き文字があります.

まとめ

今や,低粘度油性ボールペンは市場にあふれていますが,本ペンのSwissRideは,それらとはまた一味違った書き味でおすすめです. カランダッシュ社独自の,静かなノック感だけでも一度体験してみて欲しいです.□

*1:ボール径の近い1.0mmのジェットストリームと比べてもスムーズな気がします. 重量の違いでしょうか.単なる思い込みでしょうか.

*2:赤紫,赤,橙,黄,黄緑,水色,紺色,グレー,白,黒,スイスフラッグ