Review: Signo-RT1 (三菱鉛筆)

Signo-RT1(シグノ RT1)は三菱鉛筆社製のノック式ゲルインクボールペンです. 本ペンの型番はUMN-155で,「Signo RT(型番:UMN-105)」の後継にあたります.

Review

インクは顔料配合

本ペンのインクは顔料配合*1で,耐水性・耐光性に優れます. しかし,顔料インクのデメリットとして,やはり乾きは遅いです. ゲルインクペンはどのペンもそうなのですが, Signo-RT1は特にペン先のチップにインクがまとわりついて汚れやすいように思います.

書き味は滑らか

筆記感は滑らかで書きやすいです. 旧版のSigno RTよりも滑らかのように感じます. 公式サイトよれば,インクの配合を多少なりとも変更したようです. この変更が,より滑らかな筆記感を生み出していると推測します.

「エッジレスチップ」

公式サイトで謳われているように,チップのボール付近にあった角は,滑らかに加工されています. 紙との摩擦を低減し,滑らか筆記感を生み出しているようです. ただし,インクにも改良が加えれれているので,チップの改良がどれほど滑らかさに寄与しているのかは定かではないです.個人的には,インクの影響の方が大きいように感じます.

洗練された「ワンモーションデザイン」

「スケルトンボディにラバーグリップ」というノック式ボールペンの定番デザインからついに脱却し,全体的に一新されました. 単色を基調とし,他の製品とは一線を画した,非常に洗練されたデザインに仕上がっています.
グリップと軸本体はネジ止めされていますが,見た目は一体感があります. ペン先周辺まで硬質のラバーで覆われているのが特徴的. 軸本体部分は若干透明で,目を凝らせばリフィルのインク残量を確認できないこともないです.

ノック部分のかたつき

デザイン・インク・筆記性能に関しては,欠点らしい欠点の見当たらなりませんが, ノック部分のかたつきという致命的欠陥を抱えています.
旧版Signo RTでは,よくあるように,軸本体にクリップがついています. 本ペンでは,親指で押すノック用ボタン部分にクリップの根本が結合しているタイプに変更されました. これにより,軸本体に加わった振動が,ノック部分からクリップへと伝播し, 結構な音量でカタカタと音を立ててしますいます. クリップがしっかり固定されていればこのようなことは起きないのですが,ノック部分に若干の隙間があるため,クリップが揺れやすい構造になっています. 非常に静かな空間で書いていると,ペンの握り直しや持ち換えたときや,ペン先が紙につっかえたときにも音がなるのが少々気になります.

リフィルの互換性

本ペンは,他社製を含め,色んな替芯を装着できるようです(逆もまた然り?). 自分で確かめた互換性のある替芯リストは以下の通り:

最後に

Signo 307も同社から最近発売されました. 307はSigno 207の後継であり,しかも307はインク色が赤黒青だけなので(RT1は多色展開), 完全に競合しているわけではありませんが, 事実上同社内で対抗製品になっています(こちらの方が良いかも・・・).
何はともあれ,旧版Signo-RTよりは改善されて大分良くなりました.□

(大幅改訂:2017年6月7日)

*1:三菱鉛筆社のペンのほとんどが顔料配合ですが,そういうポリシーなのでしょうか.