Review: Textsurfer Gel (Staedtler)

Review

Textsurfer Gel(テキストサーファーゲル)は,ステッドラー社の蛍光マーカーペンです. 実用性はほぼゼロですが,個性的で面白いペンです.

固形の蛍光マーカー

一番の特徴は,ペン先がとても柔らかいクレヨンというかリップクリームのようになっていることです. 書き味はかなり独特で,ぬるぬるしていて癖になります. 液体蛍光マーカーのように,紙に対してザリザリと擦れる嫌な感じはありません. しかし,思ったように線が引けずに苦労します.

裏移りしない

固形の蛍光塗料を紙の上に塗りつけるため,液体のものとは違って, 裏に蛍光色が抜けることはありません.これは大きな利点でしょう. もちろん水性ではないので, インクジェットプリンタの印刷物に対しても,にじみません*1

繰り出し式

サーファーゲルは,大雑把に言えば,固形スティックのりを細長くしたような形状をしています.ペン先がすり減ってきたら,後端をひねってペン先を繰り出す必要があるのですが,これが硬すぎるせいか,キーキーという甲高い音がなるのが不愉快です. 一本しか使っていませんが,個体差があるのでしょうか.
[追記:2017-06-06] 念のため,店頭でサンプル品を捻ってみたところ,滑らかに静かに回転して繰り出せました. 改善されたのかもしれません. [/追記]
また,固形塗料と言っても,キャップをしないでそのまま放置するとドライアップしてしまうようです(2・3日は大丈夫なようです;ドライセーフシステム).

固形塗料の故の短所

固形塗料を紙の表面に塗りつけるため,本やノートの場合, どうしても反対側の紙に写ってしまいます.しかも,固形塗料の細かいカス状の塊ができて,高確率で擦れて汚れになります.

最大の欠点は退色

サーファーゲルの最大の欠点は,筆跡が退色することです. 普通の液体蛍光マーカーも多少は退色するでしょうが, サーファーゲルの場合はかなり顕著で,蛍光黄色がくすんだオレンジ色になったりします. 本の場合,線を引いた後すぐに閉じておけば年単位でも大丈夫ですが, そのまま開いたままにしておくと,すぐに退色してしまいます.

まとめ

サーファーゲルは,筆跡が退色するという致命的欠点があるため, 蛍光マーカーとしてはさすがにおすすめできません. しかし,そのアイデアとチャレンジ精神には脱帽しました.

ただ,サーファーゲルの製品としての立ち位置はやはり微妙です. 裏写りせず,にじまない蛍光マーカーが欲しいのであれば, 同社の「テキストサーファードライ」がありますし, ぬるぬるした独特の書き味を楽しみたいのであれば, 同社の「ノリスクラブ・ゲルクレヨン」の方が良さそうです (どちらもまだ使ったことはありませんが).□

*1:www.staedtler.comの商品紹介ページより.